地区最下位のマリナーズは主力を「どっぷり放出モード」!? 米記者が伝える
今季開幕前には“ファイヤーセール”、現在も「皆をトレードしようとしている」!?
今季25勝36敗でア・リーグ西地区最下位に沈むマリナーズ。今季開幕前には主力の大量放出で話題を呼んだが、シーズン中に再び“ファイヤーセール”に打って出る可能性があると、米メディアが伝えている。
序盤は首位を独走したマリナーズだが、5月は7勝21敗と大きく負け越して最下位に沈んでいる。2001年を最後にプレーオフ進出を逃しており、これは米4大スポーツの球団で最長記録。名物コラムニストのジョン・ヘイマン記者は自身のツイッターで「マリナーズはどっぷり放出モード。ライバルチームは『(マリナーズが)皆をトレードしようとしている』と語っている」とレポートした。
現在、強打者のジェイ・ブルース外野手にフィリーズ移籍の噂が浮上しているが、「ブルース以外にも、エンカーナシオン、ヒーリー、ゴードン、ベッカム、リークなどなど」と大半の主力がトレード候補に浮上している現状を同記者は指摘している。
故障者リスト(IL)入りしているディー・ゴードン内野手はマーリンズ時代の2015年に首位打者を獲得。今季引退したイチロー氏の愛弟子としても有名で、地元紙「シアトル・タイムズ」に背番号51への感謝の全面広告を出したことで、大きな話題を呼んだばかりだ。ティム・ベッカム、リオン・ヒーリー両内野手も主力で、指名打者のエドウィン・エンカーナシオンは今季トレードでインディアンスから加入した。マイク・リーク投手は先発ローテ3番手を務める。
マリナーズのジェリー・ディポトGMはトレードをよくすることで有名で、今季開幕前にはロビンソン・カノ、ジーン・セグラ両内野手、守護神エドウィン・ディアスをトレードで放出している。ライバルチームが「全員トレードに出そうとしている」と注目しているマリナーズ。ルーキーイヤーで奮闘する菊池雄星投手も所属しているが、出口の見えないシアトルには驚きの展開が待っているかもしれない。
(Full-Count編集部)