夏季リーグ開幕! 春季王者・京都フローラが快勝、エース植村が99球完封勝利

京都フローラ・植村美奈子【写真提供:日本女子プロ野球リーグ】
京都フローラ・植村美奈子【写真提供:日本女子プロ野球リーグ】

春季リーグの勢いそのままに京都フローラ勝利!

 女子プロ野球リーグは2日、夏季リーグが一宮市営球場で開幕した。第1試合は京都フローラが9-0で埼玉アストライアを下し勝利した。東海地方で繰り広げられる夏季リーグの開幕戦。マウンドに上がったのは春季リーグで3勝を挙げ投手部門優秀選手賞を受賞した埼玉アストライア・古谷恵菜と左腕・植村美奈子だった。

 試合は初回から動いた。

 1回表、地元一宮出身のフローラ1番・三浦伊織がヒットで出塁すると、1死満塁のチャンスをつくる。5番中村が放った高いバウンドの打球はセカンドゴロ。本塁から一塁と転送され、ダブルプレーとなるが、ここで川口監督がリクエストを要求。リプレイ検証の結果、一塁はセーフとなり2死満塁からプレー続行。すると続く6番三原が押し出し四球を選び先制すると、続く7番中嶋も2点タイムリーヒットで続き3点をあげる。

 フローラ打線は3回にも三原の2点タイムリーヒットが飛び出し、早々にアストライア先発・古谷をKO。打線の援護を受けた植村は切れのあるストレートと変化球のコンビネーションが冴え、アストライア打線に決定打を許さない。終盤にも効果的に追加点をあげ、9-0とした最終回も植村がマウンドへ。

 一矢報いたいアストライア打線は2死から満塁のチャンスをつくるが、最後まで決定打が出ず試合終了。植村は99球を投げ、強力アストライア打線を4安打に抑える好投で夏季リーグ開幕戦の白星を今シーズン2回目の完封勝利で花を添えた。

 試合後、植村は「今日の試合に関してはチームのみんなが先制、中押し、ダメ押しと得点をあげてくれたので、ランナーが出ても落ち着いて投げる事が出来ました。まずは夏季リーグの初戦、良い形で勝ててよかったです」と笑顔でコメント。

 一方のアストライアは投手陣がフローラ打線の猛攻をとめられず、頼みの打線もあと1本が出ず開幕黒星スタートとなった。試合後、先発した古谷は、「今日の試合は追い込んでからの失投が課題となりました。これはずっと課題としていることですが、普段のピッチングからコースにしっかり投げ込めるように練習していきたい」と反省を口にした。

日本女子プロ野球リーグ

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