前田健太、5月は無傷の4勝 WHIPではバーランダーに次ぐメジャー2位の数値
5月終えた時点で早くも7勝目、ドジャースは5月を19勝7敗で終える
■ドジャース 6-3 フィリーズ(日本時間1日・ロサンゼルス)
ドジャースの前田健太投手は5月31日(日本時間1日)の本拠地フィリーズ戦で6回3安打2失点6奪三振無四球と好投し、早くも今季7勝目(2敗)を挙げた。5月は負けなしの4勝、防御率2.73と抜群の安定感を見せたが、ドジャースの公式ブログ「ドジャー・インサイダー」は、前田がある指標でアストロズのジャスティン・バーランダー投手に次ぐメジャー2位の数字をマークしたと紹介している。
ドジャースは19勝7敗の勝率.731と圧倒的な強さを見せ、5月を終えた。8-0で勝利した2日(同3日)のフィリーズ戦を終えた時点で、2位ロッキーズに9ゲーム差。シーズンの勝率.683はナ・リーグトップの数字だ。
「ドジャー・インサイダー」は「ドジャースの5月で最も大きなスタッツ」とのタイトルで特集を掲載し、「ドジャースは球団史上最も素晴らしい5月の1つを終え、この31日間、注目に値する明らかな、そしてそれほど明らかではない数字がいくつかある」とレポート。「ドジャース球団史上、これ以上に良かった5月の勝率は1度しかない。1962年、ドジャースは5月に21勝7敗で、勝率.750であった」としている。
そして、好成績を残した選手たちを紹介。ジョク・ピーダーソン外野手が月間打率.323とキャリアハイを記録したこと、月間MVPの最有力候補となる柳賢振は防御率0.59、投球回数45回2/3、被OPS(出塁率+長打率).413、BB/9(四球率)0.59でメジャー1位となったことを伝えている。
さらに、前田の名前も登場。「ケンタ・マエダは5月のWHIP(0.67)で(規定に達した投手の中で)アストロズのジャスティン・バーランダーに次ぐメジャー2位とした。5月の被打率.146は4位だった」。WHIPは1イニングあたりの四球と安打の数を足した指標だが、わずか0.67。どれだけ走者を出さずに安定した投球を続けていたかが分かる。
5月で早くも7勝。順調にローテーションを守れば、1年目の16勝を上回るキャリアハイも見えてくる。前田がドジャースの先発ローテーションを力強く支えている。
(Full-Count編集部)