大谷、雄星撃ち6号ソロ「試合前から楽しみ。特別な感じあった」今季2度目猛打賞
初回二塁内野安打、2回一ゴロ、4回6号ソロ、5回適時二塁打、7回一ゴロ
■エンゼルス 12-3 マリナーズ(日本時間9日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は8日(日本時間9日)、本拠地マリナーズ戦に「3番・指名打者」で5試合連続先発出場した。4回の第3打席で花巻東高の先輩にあたる菊池雄星から左中間6号ソロを放つと、5回の第4打席で右中間適時二塁打。初回2死の二塁内野安打と合わせ、5打数3安打2打点で今季2度目の猛打賞をマークした。チームは12-3で大勝。連敗を2でストップした。大谷は「試合前から楽しみにしていた。打った、打たないに関係なく、こういうところで対戦できるのはすごく僕にとって特別な感じがあった。勝つことができてまずは良かった」と振り返った。
メジャー初の“花巻東対決”で豪快な打撃を見せた。初回2死で快足を生かして二塁内野安打。3点先制の足がかりを作った。2回の第2打席では一ゴロに倒れたものの、4回無死の第3打席で圧巻のパワーを見せた。ラステラ、トラウトの連発で迎えた直後。初球の75.2マイル(約121キロ)のカーブをバットに乗せた。3試合ぶりの6号ソロ。中学時代に憧れた3学年上の先輩から日米通じて初アーチをかけた。今季初めて左腕から打った本塁打となった。「どんな球でもしっかり振ろうと思っていた。甘い球が来て、ギリギリでしたけど、入ってくれてよかったと思います」と振り返り、「今日が始まり。まだまだ対戦する機会があると思うので、またの機会に打てるように頑張りたいと思います」と前を向いた。
2人はNPB時代の2017年3月31日の開幕戦以来800日ぶりの対決。試合前まで、通算5打数2安打3三振だった。菊池が先発したT-モバイルパークでの5月30日(同31日)は大谷が欠場したため、対決は実現しなかったが、オースマス監督が「オオタニが勝つことを望む」と期待してのスタメン起用で結果を出した。MLBで日本人対決での本塁打は2009年7月8日に福留孝介(カブス)が川上憲伸(ブレーブス)から打って以来10年ぶり7度目。チームの3者連発はカルフーン、トラウト、プホルスが記録した2016年9月3日のマリナーズ戦以来3年ぶりだった。
5回無死一、二塁の第4打席で、2番手右腕・スコットから右中間適時二塁打を放った。5月14日の敵地ツインズ戦以来、今季2度目の猛打賞だ。サイクル安打にリーチをかけた7回無死三塁の第5打席で左腕・ビドルに一ゴロに倒れた。自身初のサイクル安打達成はならなかった。チームは16安打12得点の猛攻で大勝した。
菊池雄星は中8日を空けての登板となったが、初回2死から4安打3失点。4回には3者連続弾を浴びるなど3回1/3で3四球1奪三振、9安打7失点(自責6)だった。自身3連敗で4敗目(3勝)を喫した。
(Full-Count編集部)