大谷翔平、米メディアも注目の一戦で“雄星撃ち” 称賛続々「キクチを負かす」
高校の先輩から3者連続弾「オオタニのホームランが観客を活気づけた」
■エンゼルス 12-3 マリナーズ(日本時間9日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は8日(日本時間9日)、本拠地マリナーズ戦に「3番・DH」でスタメン出場し、5打数3安打2打点と今季2度目の猛打賞の活躍で12-3での勝利に大きく貢献した。4回の第3打席で菊池雄星から左中間への6号ソロを放つと、5回の第4打席では救援投手から適時二塁打。“花巻東対決”には米国でも注目が集まっていたが、メジャーでの初対戦は大谷に軍配が上がる形となり、米メディアは称賛の嵐となっている。
MLB公式サイトは「オオタニがエンゼルスの3連続弾(の3発目)をキクチから放つ」との見出しでレポート。「ショウヘイ・オオタニが同郷のユウセイ・キクチを負かす」とした上で「同じ高校に通っていたキクチが5月30日にシアトルで行われたエンゼルス戦で登板した際、オオタニはラインナップに入らなかった。彼はそのキクチから内野安打を放ち、初対決を制した」と、まずは初回の打席を振り返っている。
さらに「第2打席ではオオタニはゴロアウトになったものの、3度目の対戦はより重大な出来事だった」と言及。4回の一発については「ホームランの後、普段は控えめなオオタニが目に見えて興奮していた」と表現している。
また、地元紙「オレンジ・カウンティ・レジスター」は「発表によると4万569人となっていたエンゼルスタジアムの観客をオオタニのホームランが活気づけた」と指摘。大観衆が集まった本拠地が大興奮に包まれたことを伝えた。FOXスポーツ・ウエストのリポーターを務めるジル・ロペスさんも「ショウヘイ・オオタニにとって何という夜になったことだろうか。彼は日本で同じ高校に通った同郷のキクチとの初対決に勝利した」と、この日の活躍を絶賛している。
エンゼルスの3者連続弾が飛び出した直後には、MLB公式サイトも大谷の写真とともにトップで紹介するなど、大きな注目を浴びた一戦。次回の対戦では菊池が“リベンジ”するのか、大谷が再び存在感を見せるのか。ますます目が離せなくなった。
(Full-Count編集部)