オースマス監督、今季初の退場に憤慨「良い審判は試合に影響があるべきではない」
4回攻撃前に球審との会話序盤で即退場「怒ったりしていなかった…」通算27度目の退場処分
■マリナーズ 9-3 エンゼルス(日本時間10日・アナハイム)
エンゼルスのブラッド・オースマス監督が9日(日本時間10日)、本拠地のマリナーズ戦で今季初の退場処分を受けた。現役時代には10度の退場処分を受けており、タイガース監督時代を含めて通算27度目の退場となった。
4回の攻撃前に球審のリーハークに抗議。会話の序盤で即退場処分を受けた。試合後、オースマス監督は「(球審の)ジェレミーとストライク判定について話し合おうとしただけだ。私は怒ったりしていなかった。ボールストライク判定について話そうとしただけで、具体的にどこが間違っていたと指摘したわけではない」と憤慨していた。
3回2死で主砲のトラウトが際どいコースに見逃し三振。マリナーズのスミスも3回先頭で見逃し三振に倒れた際に球審に文句をつけていた。指揮官は「我々にだけではなかった。両チームにとってだった。良い審判は試合に目に見える影響があるべきではない。人間だから間違いはする。だが、今回は試合の序盤にミスが多すぎ、試合に影響を及ぼしていた」と苦言を呈した。
リーハーク球審はドジャースのラッセル・マーティン捕手(4月13日)、エンゼルスのジャスティン・ボーア内野手(4月17日)、カージナルスのマイク・シルト監督(5月19日)と今季だけで4人の退場者を出している。トラウトは「何球かストライクではないと思ったけど、どうにもできないことだ。正直、監督が退場した時は知らなかった。後で他の人から何が起こったか聞いたよ。僕たちはただ戦い、打席で良い結果を残そうとした。監督はチームを守ろうとしたんだ。僕たちにとって物事が良い方向に進まない時もある」と肩を落とした。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)