なぜか頭を触られると“激怒”…ベルトレの“名珍場面集”公開でファン熱望「復帰して」
9日に本拠地で永久欠番のセレモニー出席、ここでも恒例の“イジり”が…
昨季限りで現役を引退したエイドリアン・ベルトレが8日(日本時間9日)、古巣レンジャーズの本拠地「グローブライフ・パーク・イン・アーリントン」で行われたアスレチックス戦の試合前に永久欠番セレモニーに出席した。これを“記念”して、MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」は公式ツイッターでベルトレの“名珍場面集”を公開している。
ベルトレはメジャー21年間のキャリアで、通算2933試合出場、打率.286、477本塁打、1707打点、3166安打の成績を残し、米国野球殿堂入りは確実とされている。レンジャーズでは2011年から8年間プレー。背番号29が永久欠番となることが、すでに発表されていた。
MLB公式サイトは「レンジャーズはアスレチックス戦前に、29番を永久欠番とし、ベルトレに栄誉を授けた」とセレモニーについてレポート。元ドジャース監督のトミー・ラソーダ氏、ラウル・イバニェス、デビッド・マーフィー、マイケル・ヤング、ジョン・ダニエルズGM、スティーブ・フーコー、フリオ・ボーボン、ベルトレの家族らが出席したと伝えている。
セレモニーでは、元同僚のエルビス・アンドラスから後頭部を触られ、ベルトレがこれにものすごい剣幕で怒るという現役時代から恒例の“イジり”も。スタジアムは大盛り上がりとなった。「Cut4」では、エンターテイナーとしてプレー以外でもファンを喜ばせたベルトレの“名珍場面”を公開している。
「彼の頭は神聖で、フィールドでの彼の喜びは伝染する。レンジャーズがベルトレの背番号を欠番にするに際し、彼の最高に可笑しなシーンを振り返ろう」との文言が添えられた動画では、ベルトレがヘルメットを前後逆にかぶるシーン、タイガースのカブレラに頭を触られて怒るシーン、三塁線へのボテボテのゴロを何食わぬ顔でファウルゾーンへ蹴り出すシーン、ファウルが当たらないようにネクストバッターズサークルを勝手に動かすシーンなどが収められている。
ファンからは、ベルトレの復帰を熱望する声が次々とあがった。
「間違いなく初年度で殿堂入りする」
「ネクストバッターズサークルを動かしたのが最高」
「球界にはもっとベルトレのような選手が必要だ」
「プレーを見るのが楽しい選手だった」
「ファウルゾーンにボールを蹴ったのがウケた」
「もっと彼を見て楽しんでおけば良かった……面白い選手!」
「素晴らしい。プロが楽しんでいるのを見るのは良い」
「お願い、復帰して!!!」
「ベルトレが恋しい」
「これを見てとてもハッピーになった……けど、悲しくもなった」
「彼はまだ復帰できるよね? そうだよね?」
メジャー史に名を残す強打者として、そして野球を心から楽しむエンターテイナーとして、ファンの心を動かしてきたベルトレ。その功績は色褪せない。