決勝の“神の手”生還…大谷翔平の代打四球、MLB公式は「逆転勝利の鍵」と評価
内野ゴロに快足飛ばして生還、8回先頭の大谷の四球が「逆転勝利の予兆」に
■エンゼルス 5-3 ドジャース(日本時間11日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は10日(日本時間11日)、本拠地ドジャース戦で8回に今季初めて代打で出場。同点の場面で先頭打者として四球を選ぶと、三塁まで進んでから、内野ゴロの間に快足を飛ばして本塁生還を果たした。貴重な決勝点をもたらした四球をMLB公式サイトは「逆転勝利の予兆となった」と評価している。
ベンチスタートの大谷が登場したのは、3-3で迎えた8回。先頭スミスの代打で打席に入ると、右腕ケリーからストレートの四球を選ぶ。その後、暴投などで1死満塁の大チャンスとなったが、トーバーの打球はボテボテの三ゴロに。しかし、三塁手マンシーの本塁送球が高くそれる。捕手のマーティンはジャンプ。三塁走者の大谷は快足を飛ばすと、ホームへ左手でタッチした。マーティンが着地してホームを踏むのとほぼ同じタイミングも、判定はセーフ。ドジャースはチャレンジしたが、判定は覆らなかった。
ドジャースベンチはチャレンジしたが、判定は覆らず、これが決勝点に。チームは5-3で勝利した。代打・大谷が逆転勝利に大きく貢献した。
MLB公式サイトは「エンゼルスの逆転勝利における3つの鍵」とのタイトルで試合について報じた。鍵の1つとして「エンゼルスが(8回に)無安打でリードを奪う」との小見出しをつけて、8回の攻撃についてレポート。その中で「代打のショウヘイ・オオタニの四球で8回が始まり、それがこの後に生まれる結果(逆転劇)の予兆となった」と伝えた。
代打でも貴重な役割を果たした大谷。11日(同12日)は前田健太を打ち崩したいところだ。
(Full-Count編集部)