日ハム、引き分けで首位浮上 栗山監督「そのことよりも今日負けなくて良かった」

日本ハム・栗山監督【写真:石川加奈子】
日本ハム・栗山監督【写真:石川加奈子】

延長12回引き分けも「本当にみんなよく頑張ったので、勝たせてあげたかった」

■日本ハム 2-2 広島(交流戦・13日・札幌ドーム)

 日本ハムは13日、本拠地での広島戦を延長12回、2-2で引き分けた。首位の楽天が敗れたため、開幕直後以来の首位に立った。

 先発した加藤貴之投手が初回先頭の長野に右翼フェンス直撃の三塁打を許し、続く菊池涼の中前打であっさり先制されたものの、その後は粘りの投球を見せた。5回4安打1失点にまとめると、6回以降7人のリリーフでつなぐ。延長10回に公文克彦投手が安打と犠打失策などで広げた無死満塁のピンチは、リリーフした玉井大翔投手が押し出し四球による1点でしのいだ。

 打線は2回に横尾俊建内野手の犠飛で1-1の同点に追いつき、1点勝ち越された直後の延長10回には王柏融外野手の左翼フェンス直撃二塁打で再び追いつく執念を見せた。

 栗山英樹監督は「今日の試合に関しては、本当にみんなよく頑張ったので、勝たせてあげたかった。みんなが何とかしたいという気持ちが一つになっているのはいいこと」と集中力を切らすことなく戦い抜いた選手たちを褒めた。首位に立ったことについては「全然関係ない」と意に介さず。「そのことよりも今日負けなくて良かった」とうなずいた。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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