今季MLBは「地区優勝争いの半分が終わり」!? 米紙が特集、日本人選手は…
ダルビッシュのカブス、田中のヤンキースは…
熾烈な首位争いが日々展開され最後までもつれそうなナ・リーグ中地区は、肉の中心部に赤みが残る「ミディアム」と表現。ダルビッシュ有投手の2位カブスとしぶとい野球を続ける首位ブルワーズは1ゲーム差でデッドヒートの真っただ中。記事では、今月5日に3年契約を結んだ抑え右腕キンブレルの活躍が今後のカブスの浮沈を握るとし、一方でブルワーズは今季新加入のグランダル捕手と4月終わりに単年契約を結んだ左腕ジオ・ゴンザレスの牽引が9月のプレーオフ争いへの鍵になるとしている。
その他、ア・リーグ東地区は首位のレイズと田中将大投手の2位ヤンキースが0.5ゲーム差。今後、猛追が予測される昨季の世界一覇者レッドソックスとの三つ巴の争いも予想されることから「ミディアムレア」とし、打撃好調のツインズが独走するア・リーグ中地区は「ミディアムウェル」の評価が付けられた。
最後は「火力を上げだした」とするナ・リーグ東地区を展望。首位ブレーブスを2.5ゲーム差でフィリーズが追う熱い戦いに、7.5ゲーム差で追うメッツ、8.5ゲーム差のナショナルズも加わる可能性もあるとしている。
現在、全30球団で首位とのゲーム差が「10」以上開いているチームは14チーム。シーズンの3分の2を残す現時点での予想は、その“焼き具合い”通りの展開で初秋のプレーオフをにぎやかにするのだろうか。
(木崎英夫 / Hideo Kizaki)