「逃げ切らないと」「多すぎる」オリ西村監督、引き分けに厳しい表情

オリックス・西村徳文監督【写真:荒川祐史】
オリックス・西村徳文監督【写真:荒川祐史】

守護神・増井が2点リードを守り切れず9回に同点に追い付かれ延長12回引き分けに

■オリックス 5-5 阪神(交流戦・16日・京セラドーム)

 オリックスは16日、本拠地・京セラドームで行われた阪神戦を5-5で引き分け。2点リードの9回に守護神・増井が同点に追い付かれ延長12回引き分けに終わった。勝ちゲームをものにできず今季初の4連勝を逃した西村監督は試合後、「あそこで逃げ切らないといけないゲーム」と厳しい表情を見せた。

 阪神との“関西ダービー”3連勝を目前に試合は振り出しに戻った。2点リードの9回、守護神・増井が2四球を与え代打・福留に中堅フェンス直撃の2点タイムリー二塁打を浴び同点に追い付かれた。

 サヨナラの好機も決め手を欠いた。延長10回無死二塁、延長11回も1死三塁のチャンスで後続が凡退するなどもどかしい展開。阪神は3安打で5点を奪い、オリックスは13安打で5点と6回以降はチグハグな攻撃が目立った。

 今季初の4連勝が目の前で消え西村監督は「あそこで逃げ切らないといけないゲーム。そこが多すぎる」と、ここまで18セーブを挙げながらも防御率5.54の守護神に注文を付けた。先頭の糸井に四球を与えピンチを作ったことにも「そういうのもちょっと多い。どうしても苦しくなるから」と厳しい表情だった。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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