鷹・工藤監督、交流戦Vへ「いい位置にいる」本拠地6連戦は2勝2敗2分も「良いバランス」
ヤクルトとの3連戦は松本裕、スアレス、大竹が先発
■ソフトバンク – ヤクルト(交流戦・18日・ヤフオクドーム)
ソフトバンクは17日、ヤフオクドームで先発投手陣練習を行った。練習後、工藤公康監督は「せっかく良い位置にいるので(交流戦の)1位を目指したい」と語った。
ソフトバンクは交流戦4カード12試合を終えて7勝3敗2分の1位。しかし、2位の巨人とはゲーム差なし、7位の埼玉西武までが2ゲーム内にひしめく大混戦となっている。本拠地6連戦を2勝2敗2分で終えたが、最初と最後の2試合は絶好のサヨナラ機を逃した。
「負けなかったことは大きいことなので。ケガ人がいる中でしっかり頑張ってくれていると思います。トータルで考えれば良いバランスで来ていますし、ここまで交流戦を首位で来ているのはみんなの頑張りだと思います」と工藤監督は語り、ここまでの戦いぶりを前向きに捉えた。
さらに「交流戦であろうとなかろうと勝つことに越したことはないので、勝つことを一番にしていきたい。(相手が)そうそう当たる投手じゃない中、こうして勝てているのは対応力あってのこと。バッテリーとして抑えているのも、相手(打者)の弱点を早く見つけて、初戦がダメでも2戦目、3戦目で抑える、そんな順応性も大事。投手も打席に入るとか普段やっていないことをやる中で、みんなしっかりやれていると思います。せっかくこの位置にいられるので1位を目指してしっかりやっていきます」と続けた。
ヤクルト戦の初戦先発は松本裕樹。工藤監督は「しっかり腕を振れるようになってきた。こないだ(9日の広島戦)は初登板というところもあって、持てる力を全部出せていない。球速も戻ってきているし、自分を信じてやってくれたら」と期待を寄せる。後の2試合はスアレスと大竹耕太郎が先発する予定だ。「最後の6つ、いい形で終われるように。またそこからリセットして、オールスターまでの12試合をしっかり頑張りたい」と、シーズンのひと区切りとなる球宴までをにらみながら戦いを続けていく。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)