被害総額700億円!? ハーパーも敵軍マスコットに騙され、米ファン爆笑「超面白い」
ブレーブスのマスコット「ブルーパー」がハーパーに壮大な“罠”を仕掛ける
■ブレーブス 15-1 フィリーズ(日本時間17日・アトランタ)
ブレーブスのマスコットキャラクター「ブルーパー」が、フィリーズのブライス・ハーパー外野手に壮大な“トラップ”を仕掛け、話題となっている。16日(日本時間17日)、ブレーブス本拠地で行われたフィリーズ戦。この日の試合前、今季から13年総額3億3000万ドル(約360億円)でフィリーズに移籍したスラッガーが、まさかの“罠”にかけられた。
ブレーブスのマスコット「ブルーパー」は、何やら文面が書かれたボードの前に、ハーパーをおびき寄せた。そこには、6月16日を「ブライス・ハーパーの日」として宣言すると書かれており、ブルーパーはハーパーに署名するように促した。
ハーパーはこれに快く応じ、まずはブルーパーと固い握手を交わす。置かれた箱の中から白い羽がついた豪華なペンを取り出すと、“不自然な形”をした署名欄に筆を走らせた。サインが終わると、突然、ブルーパーはブレーブスの帽子を被り出しボードに手をかけた。その裏にあったのは、なんとブルーパー宛の小切手。ハーパーがフィリーズから得る3億3000万ドル(約360億円)と同じ額が記されていた。
唖然とするハーパーを横目に小切手に署名させることに成功したブルーパーは大喜び。小切手を手に、追いすがるハーパーから“逃走”。見事に?ハーパーから大金をせしめ取ることに成功した。
この一部始終をMLB公式サイトの人気コーナー「Cut4」も紹介。「ブライス・ハーパーの3億3000万ドルの契約を、ブルーパーは丸ごと騙し取ったのかもしれない」として記事を掲載。記事によると、ブルーパーは、ブレーブスと契約しなかったマチャドとハーパーを恨んでおり「(他球団と契約した)決断を彼らに後悔させることを、自分に使命として課した」のだという。
すでに、ブルーパーは5月1日(同2日)のパドレス戦で、マチャドを“罠”にかけている。選手たちのサインが書かれたボードを用意し、マチャドにもサインを求めた。この時もボードの裏に小切手を隠しており、ここにはマチャドがパドレスと結んだ3億ドル(約330億円)の金額が記されていた。
マチャドに続き、ハーパーまでを“罠”にかけることに成功したブルーパー。2人から受け取る総額は、実に6億3000万ドル(約700億円)になる。
この“事件”の一部始終は、ブレーブスの公式ツイッター、そしてフィリーズの公式ツイッターでも、動画で紹介。ブレーブスファンからは「超面白い!」「彼はフィリーズでプレーしているけど、良い人みたいだね」「かなり面白いわね! よくやったわ、ブルーパー」との声があがり、また、フィリーズファンも「その人形は今年6億3000万ドル手に入ったね」「彼はこうなったらトラウトにサインさせるしかないな」「ブライスはナイスだね」と笑いが巻き起きていた。