DeNA人気企画が横浜の街へスピンオフ「YOKOHAMA STAR☆NIGHT RUN」初開催

スマートフォンアプリとGPSを使った画期的なアートウォークにも注目

 昨年、球場を舞台とした「リアル謎解きゲーム」や、「勝祭」の企画の一つとして球場に隣接する日本大通りで初開催された「VICTORY☆STREET」も担当したという酒井さんは、プライベートでイベントに出掛けても「これはハマスタに持ってきたら面白いなとか、このアーティストは覚えておこうとか、常に何かヒントを探してしまう。職業病ですね」と笑う。思いついたアイディアが数年後にふとしたタイミングで実現することもあるというが、今回のナイトランイベントもこれまでの経験がヒントになったという。

「全世界同時スタートのランニングイベントの運営に携わったことがあり、日本は夜8時のスタートだったんです。参加者はヘッドライトをつけていたんですが、夜景の中でランナーたちが作る光の線がすごくきれいだったのを鮮明に覚えています。今回も参加者だけではなく、見る人も楽しめるイベントになると思います」

 ナイトラン、ファミリーラン、アートウォークの中でも、参加者がよりオリジナリティーを発揮できるのが「アートウォーク」だ。スマートフォンアプリと連動されたGPS機能を利用。参加者は横浜の街を歩いた自身の足跡を使って、アプリ上に描き出されるルートでアートを作ってしまおうという画期的な試みだ。

「ランニング愛好者の中では、GPSを使って自分の走ったルートでアートを描くということが話題を呼んでいるそうなんです。だったら、横浜の街を歩きながら、DeNAベイスターズの象徴でもある星模様を描いてみても面白いんじゃないかと思いつきました。今まで歩いたことのない路地に入って、新たなお店を発見したり、普段とは違う雰囲気を感じたり。これがまた、地域の活性化にもつながればいいなと思います」

 開催日は両日ともに、メイン会場の赤レンガ倉庫で行われるイベントは無料で一般開放されている。豪華アーティストによるライブパフォーマンスや球団オリジナルグルメなど、ランニングイベント参加者ではなくても気軽に立ち寄り楽しむことができる。七夕の週末、赤レンガ倉庫を中心に、さまざまな方法で横浜の夜景を楽しんでみてもいいかもしれない。

※イベントの詳細は球団オフィシャルサイトで。

(佐藤直子 / Naoko Sato)

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