広島ドラ1小園、1軍再昇格で意気込み 「1軍で絶対プレーすると毎日、思い続けてやってきた」
20日の朝に広島に移動し試合前練習に参加した小園
■広島 – ロッテ(交流戦・20日・マツダスタジアム)
広島のドラフト1位ルーキー・小園海斗が1軍に合流した。不振の田中広輔に代わり、スタメン出場が有力視されている。
19日の夜に1軍合流の知らせを受けたという小園は、2軍の遠征先である鳴尾浜から20日の朝に広島に移動し、試合前練習に参加した。終了後、報道陣に囲まれたルーキーは「1軍で絶対プレーすると毎日、思い続けてやってきた。2軍でやってきたことを全て発揮したい」と意気込んだ。
2軍では打率1割8分9厘と数字は残せていないが「状態は少しずつ上がっている」と前向きで、「プロの投手に対応するために、以前よりもコンパクトなフォームな打ち方に変えている」と、プロ入り後の変化も口にした。
高信二ヘッドコーチは「チーム状態が状態だからね」と、小園のスタメン起用を示唆し、起爆剤に、という質問に「そうなってくれると一番いい」と期待した。迎祐一郎打撃コーチも「ポジション的なこともあるが、(田中)広輔の状態が上がってこないのが一番。新しいメンバーを入れてチームに刺激を与える、という意味もある」とコメントしたように、小園がショートで起用されることになれば、635試合フルイニング出場を続けている田中の記録がストップすることになる。
(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)