大谷は「英語話せないふりをしたいだけ」 同僚語るサイクル達成のエピソード
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」が大谷のサイクル安打を特集
13日(日本時間14日)に行われたレイズ戦で、日本人史上初となるサイクル安打を達成したエンゼルスの大谷翔平投手。史上16人目となる「新人王&サイクル安打」、さらにはエンゼルス史上7人目の快挙など記録尽くめの偉業となり、日米が熱狂した。
米メディアも次々に速報、特集するなど大きな注目を集めた、この大谷のサイクル安打。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」も歴史的快挙を特集し、その中では知られざるエピソードも明らかにされている。
記事では、メジャー1年目のスプリングトレーニングで、当時GM特別補佐だったオースマス監督が、大谷の打撃練習を見た際の姿について「ショウヘイ・オオタニの純粋な能力を、驚きと共に見物していた」と記した上で、サイクル達成後の指揮官のコメントをレポート。
指揮官は「継続的な打撃ができるかについては、私は確信していなかった。そういう意味で、彼は私が完全に間違っていると証明してみせた。打てる選手だとは思っていたが、このような打撃を見せてくれるとは思っていなかった」と驚きを口にしていた。
また「ジ・アスレチック」では、単打を残してサイクル安打に王手をかけていた大谷が7回の打席に入る直前のエピソードを紹介。同僚のフレッチャーに対して、単打ではなく「ホームランをもう1本打ちたい」と語ったことは知られているが、記事によると、大谷は通訳を介さずに自らの英語で返したようで、フレッチャーは記事の中で「彼は英語を話せるよ。話せないふりをしたいだけなんだ」と明らかにしている。
サイクル安打を達成した試合後、水原一平通訳とともに、チームメートからビールシャワーで祝福された大谷。「ジ・アスレチック」でも「その安打は歴史となった。日本人選手が過去に誰も達成できなかったことを、彼はやってのけたのだ」とし、大谷の成し遂げた快挙の偉大さを改めて称賛していた。
(Full-Count編集部)