「まさかもう1度…」 久保康友と荒波翔の“元DeNA対決”がメキシコで実現へ
荒波も対戦を待ちきれず「いい投手だというのはメキシコで一番僕が分かっています」
一方、荒波も久保との対戦が待ちきれない様子だ。
「裸一貫でメキシコに来てプレーできていることは嬉しいことですが、日本ではなくメキシコで久保さんと対戦できることもすごく楽しみにしています。久保さんのメキシコでの活躍は僕も嬉しいですし、僕も負けないで頑張りたい。久保さんとは敵としても対戦しましたし、味方としても一緒にプレーしましたが、クイックが速いですし、たくさんの球種がある。いい投手だというのはメキシコで一番僕が分かっています。もちろん対戦したら打ちたいですし、試合も勝ちたい。勝負、そして野球を楽しみたいと思います」
2季制で行われた昨年、後期リーグ王者のモンテレイは今年、前半戦を北地区1位タイで折り返しており、荒波は「激しい上位争いが続いているので、連覇できるよう、日本での経験、自分のできること全てをチームに捧げて頑張りたい」と、声を弾ませた。
なお、21日の始球式はメキシコシティ在住のAKB48入山杏奈が務める予定。メキシコシティからは日本メキシコ協会の会員約40人がチャーター便で応援に駆けつける予定だという。両チームはこの3連戦を終えた後、今度は場所をレオンに移し、25日から再び3連戦を行う。久保は21日の登板の後、27日のホーム3戦目にも先発予定で、久保と荒波の対決は2度実現することになりそうだ。
今季メキシカンリーグでは、5月から元楽天の横山貴明投手がディアブロス・ロホス・デル・メヒコでプレーしていたが、約3週間で戦力外に。またペリコス・デ・プエブラには、独立リーグ・四国アイランドリーグplusの愛媛に所属し、昨冬にコロンビアのウインターリーグで結果を残した片山悠投手がメンバー入りを目指し、キャンプに参加していたが、開幕前に戦力外となっている。
(福岡吉央 / Yoshiteru Fukuoka)