ナショナルズ、防護ネットを両翼ポールまで拡大へ ファンは支持「良い決断」
本拠地のネット拡大を発表、オールスターブレーク中に改修へ
ナショナルズは20日(日本時間21日)、本拠地ナショナルズ・パークの防護ネットを両翼ポールまで拡大すると発表した。現在、メジャーリーグの球場はダグアウトまでネットが張られているものの、強烈なファウルボールで観客が負傷するアクシデントが続々と発生しており、防護ネット拡大への議論が活発化していた。
ナショナルズは球団公式ブログで「(オーナーの)マーク・ラーナーからの案内:ナショナルズが防護ネットの拡大を発表」とのタイトルで記事を掲載。「ナショナルズファンへ」との書き出しで、今回の決定を発表している。
記事では「本日、我々はオールスターブレーク中にナショナルズ・パークの防護ネットを拡大することを発表します。ウルトラ・クロス・ノットレス・ダイニーマの防護ネットを採用し、既存のネットを取り替え、右翼と左翼の角の手前付近まで拡大します。無結節ネットは有結節よりも見やすくなります。ネットは試合前に選手と交流できるようにダグアウト付近の部分が上げられる仕様となります」と報告。選手とファンの交流は継続できる構造になっているようだ。
さらに、同ブログでは「ここ数週間、他球場で打球によりファンが怪我をすることが何回かありました。先月のアストロズ-カブス戦で4歳の少女がライナーに当たったことについて感情的にならずにはいられませんでした。その時のご両親の気持ちは想像を絶すると思います。そして、アルバート・アルモラJr.の反応を見て辛かったです。ナショナルズ・パークでネットを拡大することにより、ファンの安全を高められます」とも報告している。