米マイナーリーガーは月給12万円!? 米紙が過酷さを特集「最低賃金以下の生活」

「売店でポップコーンを売っている人たちのほうが、フィールドでプレーする選手たちよりも給料が良い」

 記事では、フリーマンの友人の中には、収入を得るために「ウーバー」のドライバーを務めている選手もいると紹介。「ドラフト上位指名の選手たちは数百万ドル(1億円以上)の契約金を得ることができるものの、(MLBという)夢を追いかけるために最低賃金を遥かに下回る賃金しか得られていないマイナーリーガーたちが、毎年何百人も存在している」と言及している。さらに、AP通信が報じたデータとして、1Aの選手の月給は1100ドル(約11万8000円)、2Aは1500ドル(約16万1000円)、3Aは2150ドル(約23万1000円)であることも指摘。2014年には、3Aの選手3人が適正賃金と残業代を支払わなければならないという州法に違反するとして、集団訴訟を起こしたこともあったと振り返っている。

 特集では、2013年ドラフト6巡目で入団し、2017年までカージナルス傘下でプレーしていたジミー・リード投手の「売店でポップコーンを売っている人たちのほうが、フィールドでプレーする選手たちよりも給料が良いと、ぼくたちはいつもジョークを口にしていたものだよ。普通のファンは知らないことだけどね。ユニフォームを着ている選手を見ると、彼らはおそらく金持ちなんだろうなと思うものだからね。現実はというと、選手たちのお金はほとんどないようなものなんだ。スーツケースにある荷物だけで生活しているんだ。本当に過酷だよ」というコメントも紹介。また、フリーマンも「マイナーリーガーたちはもっと良い給料をもらうべきだと、間違いなく思っているよ。大金をもらえるべきだと言っているわけじゃないんだ。けど、もう少しだけ多くもらえることで間違いなく選手にとっては助けになり得るんだよ。特に、契約金をいっぱいもらっていない選手にとってはね」と証言している。

 米メディアの中には、ソフトバンクに入団したスチュワートが日本でプレーした場合とMLB球団でプレーした場合を比較し、最初の6年間だけで見れば日本の報酬の方が倍の高さになると算出した記者もいた。もちろん、どちらが正解となるかは今後の自身のプレー次第となるが、スチュワートが成功して新たな道を切り拓けば、過酷なマイナーリーガーとしての生活ではなく、日本行きを選ぶ選手がさらに増えてくるかもしれない。

(Full-Count編集部)

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