大谷翔平、代打で三ゴロ プホルス8年ぶり“凱旋弾”もチーム3連敗
3回無死一塁でオープナー・ラミレスの代打で三ゴロ 打率.272
■カージナルス 4-2 エンゼルス(日本時間23日・セントルイス)
エンゼルスの大谷翔平投手は22日(日本時間23日)、指名打者制のない敵地・カージナルス戦で3試合連続ベンチスタート。3回に代打で出場したが、三ゴロに倒れた。今季初の代打安打は出ず、打率.272。チームは4点を追う7回に8年ぶりに凱旋したプホルスが左越え13号ソロを放ったものの、2-4で敗れた。3連敗で借金2となった。
両軍無得点の3回無死一塁。大谷は投手・ラミレスの代打で登場した。先発右腕ハドソンに対し、初球の外角フォーシームを見逃し、2球目の内角高めフォーシームを打って出たが、平凡な三ゴロに倒れた。続くラステラ、トラウトの連打で三塁まで進んだが、得点にはつながらなかった。
この日のエ軍はオープナー。中継ぎ右腕ラミレスが2回1安打無失点に抑え、打席が回ってきたところで打者・大谷投入となった。今季は40試合出場し、打率.272、9本塁打、30打点、3盗塁。代打では今季3打数無安打、1四球となった。
4点を追う7回には感動的なシーンが生まれた。プホルスが7回先頭でハドソンから6試合ぶりの13号ソロを左中間へ。古巣の本拠地ブッシュ・スタジアムではカージナルス時代の2011年9月22日メッツ戦以来2830日ぶりだ。敵軍主砲にもかかわらず、古巣ファンはスタンディングオーベーション。本塁生還後、プホルスはトラウトとベンチ前でハグ。自軍ベンチへ戻った後も大歓声と拍手は鳴り止まず、もう1度ベンチ前に出てヘルメットを取って声援に応えた。前夜から毎打席前に大歓声を送られているが、古巣ファンは大興奮だった。
チームは8回にアップトンの右越え3号ソロで2点差に迫ったものの、反撃はここまで。カージナルスに競り負けた。
(Full-Count編集部)