「成長する必要があるのは親」 米少年野球で起きた大人の大乱闘に米メディア忠告

13歳の審判の判定が引き金で親同士が大乱闘(画像はスクリーンショットです)
13歳の審判の判定が引き金で親同士が大乱闘(画像はスクリーンショットです)

13歳審判の判定に激怒し親、コーチが大乱闘劇を繰り広げ警察沙汰に…

 今月15日(日本時間16日)にコロラド州レイクウッドで行われた少年野球の試合で、コーチや親が13歳の審判の判定に激怒し、大乱闘劇を起こす失態……。地元紙は“大人たち”が子供たちへのリスペクトを欠如していることを忠告している。

 13歳審判の判定に激怒し大人たちが大乱闘劇を繰り広げ、警察が動くことになった事件への反響は大きかった。地元紙「デトロイト・フリー・プレス」は「コロラドの乱闘は親が子供だという直近の例」と見出しを付け、スポーツを行う子供たちの親へ忠告している。

 記事では、子供たちが主役のはずのスポーツの中で身勝手な大人たちの振る舞いを批判し、子供たちへ「リスペクト。それの完全なる欠如である」と伝えている。

「小さなアスリートを細かく管理し、過剰に甘やかす親は、愛しているからそのようなことをし、自分ではなく子供の望むようにし、各プレーに大声で叫ぶことで最高の親として振る舞っていると言う。そして、それにより審判に怒鳴ったとしても、子供への思いを示しているだけだと言う」

「自身を制止するくらいに子供をリスペクトしていない。子供は大人の行動を見ている。いつか、彼らが真似をするだろう」

 自らの子供だけにしか目が届かず、周りが見えていない親たちに向け強烈なメッセージを送っている。最後にはこの事件を扱った警察の広報担当ロメロ氏の言葉で締めくくっている。

「7歳の子供たちがプレーする野球の試合で、成長する必要があるのは親です」

(Full-Count編集部)

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