大谷翔平、術後9か月でブルペン入り44球「懐かしい。気持ちよく投げられた」
捕手を座らせて10球を投じるなど計44球「来季の開幕ローテを目指して」
■エンゼルス – レッズ(日本時間27日・アナハイム)
昨年10月初旬に右肘内側側副靭帯の再建術(トミー・ジョン手術)を受けたエンゼルス・大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、本拠地のレッズ戦前にブルペン入り。右肘を痛めた昨年9月2日(同3日)のアストロズ戦以来297日ぶりのブルペン投球では捕手を座らせて10球を投じるなど計44球を投げた。「気持ちよく投げられたなと思います。懐かしいなという感じはしました。久しぶりだなと」と充実した表情を浮かべた。
左翼付近でのキャッチボール後にブルペンに入った。力感は「50%ぐらい」というが、捕手を立たせて22球、座らせて10球、距離を縮めて12球と「予定通り」のメニューを消化した。「楽しかったです。キャッチボールもできない時期に比べたら、キャッチボールも楽しいですし、今日みたいにまた1段落上がって、ブルペンで投げるのも楽しい。ちょっとずつ上がっていくのはどの段落でも楽しいかなと思います」と振り返った。
今後の投手のリハビリではキャッチボールと並行してブルペン投球を入れていくという。今季中の投手復帰については、改めて「ないと思います」としたものの、来季の開幕ローテ入りについては「そこを目指して頑張りたい」とイメージした。「(怖さなどは)今の時点ではない。また明日どのぐらい張るのかなとか。その辺かなと思います」と前を見据えていた。