大谷翔平、297日ぶりブルペン 44球を投手コーチは絶賛「グレートだった」
右肘手術後初めてブルペンで44球を投げた「若くて、才能があって、素晴らしい投手だから」
エンゼルスの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、昨年10月に右肘内側側副靭帯再建術(トミー・ジョン手術)後初めてブルペン入り。昨年9月2日のアストロズ戦以来297日ぶりにブルペン投球では捕手を座らせて10球を投じるなど計44球を投げた。大谷のブルペン投球を初視察したダグ・ホワイト投手コーチは「グレートだった。力感はとても低く、マウンドの傾斜の感覚をつかもうとした。彼は常に自分が何をしたいか分かっているんだ。自分がどのように感じたいか、必要な過程について分かっている」と称賛した。
左翼付近でのキャッチボール後にブルペンに入った。力感は「50%ぐらい」というが、捕手を立たせて22球、座らせて10球、距離を縮めて12球と「予定通り」のメニューを消化した。「気持ちよく投げられたなと思います。懐かしいなという感じはしました。久しぶりだなと」と充実した表情を浮かべた。ホワイト投手コーチは「(ブルペン投球の目的は)身体、リズム、テンポの感覚を取り戻すこと。少し質問したよ。彼は若くて、才能があって、素晴らしい投手だから、彼の意見が聞きたかった」と話した。
来季の二刀流復活へ、今後はキャッチボールと並行してブルペン投球を入れていく。ホワイト投手コーチは「土曜日になると思う。恐らく今日と同じことをすることになると思う」と話した。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)