大谷翔平、貯金生活を呼ぶ“技あり一打”にも「一番いい結果ではない」
本拠地レッズ戦で3打数3安打1盗塁1四球
■エンゼルス 5-1 レッズ(日本時間27日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、本拠地のレッズ戦で「3番・指名打者」で2試合連続スタメン出場。初回の第1打席で左前打を放つと、4回の第2打席で右中間二塁打。6回の第3打席で四球と二盗を決めると、8回の第4打席で技ありの左前打を放った。3打数3安打、1得点1四球の内容で、チームの3連勝に貢献。貯金1とした。「内容も結果も勝ったので良かったなと思います」と振り返った。
同点の8回無死二塁、3番手右腕イグレシアスから左前へ打ち返した。内角低めへのボール気味のフォーシームに対し、両足を引いて打つ技あり打撃。同2死二、三塁のフレッチャーの勝ち越し打、ボーアの8号3ランを呼び込み、「ランナーが二塁にいたので、なんとか当てて進塁。最悪でも進塁させられればいいなと思っていました。結果的にああいう打球がいったのは良かったと思いますけど、一番いい結果ではないのかなと思います」と振り返った。
初回2死で左前打を放ち、4回先頭では自己最速115マイル(約185.1キロ)の右中間二塁打を放った。「良かったですね。ただ、ちょっと上だったので、角度はついてないですけど、角度がついたら、もっと良かったかなと思います。それ(打球速度)がすべてではないですけど、速ければ抜ける確率は高くなりますし、ヒットになる確率も高くなる。自分がいいタイミングで捉えていないと、そういう速度が出ない。たとえアウトになったとしても、割り切れる材料になるかなと思います」と話した。
6回1死では四球を選び、続くアップトンへの初球で二盗を決めた。日本人初のサイクル安打を記録した13日の敵地・レイズ戦以来12試合ぶり今季4度目の猛打賞をマーク。チームの快勝に大きく貢献した。「最近はいいゲームが多いのかなと思うので、まずはオールスター休みまでしっかりこのペースでいければ貯金も作っていけるかなと思うので。まずは明日からの4連戦。しっかり貯金を作れるように頑張りたいなと思います」と前を見据えていた。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)