日ハム中田が独白 30歳の決意、肉体と私生活の変化…「1年でも長くとか考えていない」

今季が3年契約1年目も1年1年が勝負「先のことは分からない」

 高校時代から“怪物”として球界をわかせてきた大砲も今季でプロ12年目。これまで師と慕う稲葉篤紀、金子誠らの多くの先輩選手の現役引退に接してきた。自身も現役生活の折り返しを感じ取っている。昨オフに3年で最大10億円の大型契約を結んだものの、1年1年が勝負の考えだ。

「稲葉さんにしても最後のシーズンはその一瞬一瞬に全力を尽くしてやられている感じだった。どうなんだろ……。長いこと残ってまでプロ野球界でやりたいと思っていない。だから、辞め時は意外とあっさりしていると思うよ。たぶん。意外とあっさり『辞めます』と」

「『無理だな』と思ったら辞めるし。先のことなんか、どうなるか分からない。首を切られるかもしれないし。1年でも長くとかいう考えは全くない。今を頑張るだけ」

「40歳現役」などの目標をおかず、1シーズンにベストを尽くす。今季は、このペースでいけば、31本塁打、97打点。キャリアハイ(15年30本塁打、16年110打点)も射程圏だ。

「ある程度やったらいいって言う人もおれば、40、50歳までできる限りやりたいという人もおる。若い選手がどんどん出てくるじゃん。33、34、35歳までやった時に『40歳までやりたい』と思ってくるのかもしれないけど……。だからこそ今を」

 28日のソフトバンク戦からリーグ戦は再開する。首位・ソフトバンクとは3ゲーム差。3年ぶりの日本一へ若手の成長の刺激に変えていく。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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