大谷翔平、自己最多タイ月間7発目 量産態勢に指揮官も絶賛「極めて素晴らしい打撃」
指揮官は上位打線の並びに手応え「一息つく暇もない」
■エンゼルス 8-3 アスレチックス(日本時間28日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、本拠地でのアスレチックス戦で9試合ぶりのアーチを放った。「3番・DH」で3試合連続スタメン出場すると、3回の第2打席で2年連続2桁本塁打の10号2ラン。内角低めの難しいボールを中堅左のスタンドまで放り込む衝撃の一発とした。
エンゼルス打線も、大谷の本塁打で勢いづいたのか、この回大量5得点を奪ってリードを広げた。先発全員安打となる12安打8得点でアスレチックスに快勝して4連勝。今季最多の貯金「2」に伸ばした。大谷はこの日は4打数1安打1本塁打2打点。4試合連続安打とし、日本人5人目となる2年連続2桁本塁打となった。
5月7日(日本時間8日)のタイガース戦で戦線に復帰した大谷は、6月に状態を上向かせている。この日の本塁打で自身最多となる月間7本塁打目。打率.329、20打点と快音を連発させている。この日の試合後、ブラッド・オースマス監督も最近の大谷の打撃を絶賛した。
「ショウはここ一か月間ほど、極めて素晴らしい打撃をしている。ラステラ、トラウト、オオタニ、アップトン、カルフーンというラインナップとなると、一息つく暇もない。もし投球でミスを犯すと、オオタニのようにサク越えされてしまうからだ」と指揮官。この日、故障で離脱していたシモンズも復帰し、戦力が整いつつある。上位追撃を狙うエンゼルスを大谷が牽引している。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)