大谷翔平が珍しく“抗議” 疑惑の判定に米名物解説「ストライクと呼ぶには程遠い」
6回の第4打席、見逃し三振に倒れた大谷は指を振って抗議
■エンゼルス 8-3 アスレチックス(日本時間28日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手が27日(日本時間28日)、本拠地でのアスレチックス戦に「3番・DH」で3試合連続スタメン出場し、2年連続2桁本塁打の10号2ランを放った。3回の第2打席で内角低めの難しいボールを逆方向に弾き返し、左中間スタンドへと放り込んだ。
衝撃の一撃で、本拠地のファンを熱狂させた大谷だったが、6回2死二、三塁での第4打席には珍しい場面も。フルカウントからの6球目、元西武シュリッターが投じた内角高めへのボール。自信を持ってボールと判断した大谷だったが、球審のフィル・クッツィ氏の判定はストライク。大谷は珍しく球審に対して指を振りながら笑顔で抗議し、苦笑いを浮かべた。
この判定を下したクッツィ球審には、スタンドから大ブーイングが。そして、地元テレビ局「FOXスポーツ・ウエスト」で解説を務めるマーク・グビザ氏も疑問を呈した。グビザ氏は「ワオ! (速球は)またプレートを外れてますよ!」と思わずビックリ。テレビ画面上で示したストライクゾーンからもボール1個半、内角に外れていた。名物実況のビクター・ロハス氏も「ストライクと呼ぶには程遠いですよ。これは酷い!」と呆れた様子だった。
この日のクッツィ氏のストライクゾーンは広大だった。選球眼抜群のマイク・トラウト外野手も初回、高めのボールをストライクと判定され、見送り三振後に不満顔を示す場面が。大谷も初回の第1打席で見逃し三振に倒れた内角低めのボールも、ゾーンから低く外れているように見えた。
3回一死1塁の場面で大谷が2ランを放つ直前にもボール気味の球がストライクと判定され、ロハス氏が「あれはストライクではありませんよ カウント1-1です」と指摘していた。10号2ランを放った大谷だったが、残る3打席は3三振。球審のジャッジに翻弄された打席となった。
(Full-Count編集部)