田中将大、MLB欧州初開催の歴史的一戦で米最短2/3回6失点37球KO ヤ軍は4連勝
田中は6点の援護守れず37球で降板、両軍計37安打30得点の乱打戦はヤンキースが制し貯金25
■ヤンキース 17-13 Rソックス(日本時間30日・ロンドン)
ヤンキースの田中将大投手は29日(日本時間30日)、英国ロンドンで行われたレッドソックス戦に先発。MLBの長い歴史の中でも史上初の欧州開催という歴史的一戦でマウンドに上がったが、渡米後最短の2/3回を4安打2四球6失点(1被弾)でKOされた。しかし、ヤンキースは計17点を奪い、ロンドンシリーズ第1戦を17-13で制した。
野球場に様変わりしたロンドンスタジアムでの一戦。ヤンキースは初回にレッドソックス先発のポーセロからルメイヒューのヒットとサンチェスの四球で1死一、二塁のチャンスを作ると、ボイトの適時二塁打で先制した。さらに、グレゴリアス、エンカーナシオンの適時打で3点を追加。最後はヒックスが3ランを放ち、ボイトから4連打で一挙6得点。ポーセロを1/3回でKOした。
しかし、その裏にマウンドに上がった田中も炎上してしまう。先頭ベッツは左前打の後、ディバースは適時二塁打で1点を失った。ボガーツ、マルティネスには連続四球で無死満塁。ベニンテンディは右飛に仕留めたものの、バスケスは犠飛、ホルトは右前適時打で2点を追加されると、チャビスにはスライダーをバックスクリーンに運ばれて3ラン被弾で同点。ここで降板となった。
田中が1回もたずに降板したのは自身メジャー初。37球という球数も自己最少だった。37球中、ストライクは24球。防御率は試合前の3.21から3.74へと悪化した。初回は両チームともに打者10人を送り込む猛攻となった。
ヤンキースは3回にガードナーの2ランで勝ち越し。続く4回にはガードナーが押し出し四球、ルメイヒューが満塁で走者一掃の二塁打を放つと、主砲ジャッジが右翼へ3ラン。レッドソックスの4番手シャワリンからこの回も6点を奪う。5回にもグレゴリアス、ルメイヒューのタイムリーで3点を追加。その後、レッドソックスも反撃したが、ヤンキースが逃げ切った。
田中に勝敗はつかず。ヤンキースは4連勝で貯金25とした。
(Full-Count編集部)