米少年野球で大人たちが“大乱闘” 審判だった13歳少年にMLB審判が粋な計らい
7月1日のロッキーズ対ドジャース戦に少年を招待
15日(日本時間16日)に米少年野球の試合で起こった、愚かな大人たちの大乱闘劇を覚えているだろうか。コロラド州レイクウッドで行われた7歳の子供たちの少年野球の試合で、コーチや親たちが審判を務めた13歳の少年の判定にヒートアップ。親同士による殴り合いの“大乱闘劇”へと発展し、地元警察まで出動する事態となった。
地元紙「デンバー・ポスト」がこの“事件”を伝えると、大きな話題となり、殴る蹴るの愚行を犯した大人たちへの非難が殺到。それとともに、審判を務めた13歳の少年を心配する声も巻き起こった。
この一件で、MLBの審判が粋な計らいをすることとなり、話題となっている。AP通信が「MLB審判が大人の乱闘に巻き込まれた10代の審判に手を差し伸べる」とし、詳細を伝えている。
記事によると、MLBで審判を務めるクリス・グッチョーネ氏が30日(同7月1日)にロッキーズの本拠地クアーズ・フィールドで行われるドジャース戦に、この乱闘劇に巻き込まれた13歳の少年を招待したという。
記事では「グッチョーネ氏と審判団は、コロラド州レイクウッドで発生した乱闘に巻き込まれた13歳のジョシュ・コルドバ君へのサポートを示したかった」と記され、グチョーネ氏のコメントも紹介。「審判は極めて難しい仕事です。ジョシュと彼の家族に球場で素晴らしい時間を過ごしてほしいです」と語っている。
グッチョーネ氏はコロラド州出身で、MLB審判として20年目。MLB審判団の慈善活動団体を通して招待されたといい、少年の母親ジェニファーさんは「支援は素晴らしいです。試合を本当に楽しみにしています」と記事の中でコメントしている。
(Full-Count編集部=AP)