愛知ディオーネが5連勝 地元静岡の出身選手が活躍、3安打3打点の星川「出来過ぎで嬉しい」

愛知ディオーネの選手たち【写真提供:日本女子プロ野球リーグ】
愛知ディオーネの選手たち【写真提供:日本女子プロ野球リーグ】

星川はこの日3本の適時打を放ち、5打数3安打3打点の大暴れ

 29日に静岡・浜松球場で行われた女子プロ野球・夏季リーグ愛知ディオーネ対埼玉アストライアは9-2で愛知ディオーネが勝利した。両チーム間での選手移籍があり、新体制での初戦となったこの試合、初回から静岡出身選手の躍動が際立った。

 ディオーネ先頭の1番三浦由美子がヒットで出塁すると、すかさず盗塁を決める。沼津市出身の岩見が犠打を決めチャンスを拡げると、浜松市出身で試合前日に誕生日を迎えていた3番星川がライトの頭上を大きく超える先制の適時二塁打を放ち、スタンドの地元ファンを沸かせる。

 3回にも浜松市出身の9番浅野と1番三浦由美子の連打で1死一、三塁とし、2番岩見のスクイズで加点。6番西山の適時打などでさらに2点を加え、主導権を握った。

 追うアストライアは5回1死一、三塁から1番中田の犠飛などで2点を返したが、反撃もここまで。6回にディオーネが星川のこの日2本目となる適時打などで3点を挙げてリードを広げた。7回にはアストライアから移籍し、代打で途中出場していた前田が移籍後初ヒットとなるレフト前ヒットで出塁。1番三浦由美子がこの日4安打目となる適時打、星川にも3本目となる適時打が生まれてダメ押しした。

 7回裏は小原が封じてディオーネが快勝。10年目にして初めての開催となった浜松の地で、地元出身選手が活躍し4連勝を飾った。一方のアストライアは16安打9失点と投手陣が打ち込まれ5連敗。第1試合と合わせても計32被安打と、守備の時間が長くなってしまい攻撃のリズムがつくれなかった。

 この日3本の適時打を放ち、5打数3安打3打点と大活躍だった星川は、「投手陣が踏ん張っているのに野手が援護できずなかなか勝てない日々が続いたので、1点を取るためにという気持ちを忘れず練習してきました。バッティングは自分の持ち味でもあるので、1球で仕留めることを意識して練習してきました。地元で、そして浜松では女子プロ野球が初開催と言うことで私自身もとても気合いが入っていたのですが、さすがに出来すぎの内容でとても嬉しいです! 私自身の課題は守備だと思っているので、岩見守備コーチにもたくさん指導してもらい投手が安心して投げれるようにスキルアップしていきたいと思います」と地元でヒロインとなった喜びを語った。

日本女子プロ野球リーグ

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