菊池雄星、夫人の出産迫り離脱は指揮官の配慮「監督から言われて…」
30日アストロズ戦登板後に遠征先ヒューストンから一足先にシアトルへ
マリナーズの菊池雄星投手は2日(日本時間3日)、本拠地シアトルでのカージナルス戦を前に、遠投や相手を座らせた平地での投球練習などで汗を流した。合間にはブルペンへ出向き、同僚左腕のミローンをこれまでとは違う捕手後方のネット裏から観察するなど、精力的だった。
菊池は6月29日(同30日)のアストロズ戦に先発した翌日に、出産を控えた瑠美夫人に付き添うため、遠征先のヒューストンからチームより一足先にシアトルに戻っていた。菊池は「予定は13日なのですが、どうなるかわからないということで監督から言われて戻りました」と話し、時間の猶予がある状況でありながら、待望の第一子誕生を前にしたサービス監督からの心ある配慮だったことを明かした。
菊池は5日(同6日)に球宴前の自身前半戦最後となるアスレチックス戦で5勝目を目指すマウンドを踏む予定だ。
(木崎英夫 / Hideo Kizaki)