ロッテ、12球団で初「煙のないスタジアム」へ 紙巻きたばこを全面禁止に
球場内にある9つの喫煙所全てを「加熱式たばこ専用」に改修
ロッテは5日、「ZOZOマリンスタジアム 煙のないスタジアムへ」記者会見を行い、火をつけて燃やすたばこ(紙巻たばこ)を、7月26日より全面禁止とすることを発表した。
望まない受動喫煙の防止を図るための「健康増進法」が一部改正された。今後、多くの人々が利用する施設での喫煙禁止が加速することを受けての今回の取り組み。会見に出席した山室晋也球団社長は「皆様がより一層、観戦・応援しやすいようなボールパークの実現を目指し、2019年シーズンよりZOZOマリンスタジアムの改修を行い新たな座席を設置するなど、さまざまな取組みを実施してまいりました。そしてこの度、これまで以上に皆様が快適で楽しい時間を過ごして頂けるボールパークを目指し、さらには健康増進法に一部改正や喫煙対策の最先端を走る千葉市の受動喫煙防止条例などの施行を踏まえ、火をつけて燃やすたばこの球場内全面使用禁止に踏み切ります」と宣言した。
具体的には「煙のない社会を目指す」フィリップ モリス ジャパン合同会社の協力の元、現在、球場内にある9つの喫煙所全てで火をつけて燃やすたばこ(紙巻たばこ)の喫煙を禁止に。計8カ所を「加熱式たばこ専用喫煙所」に改修。これにより日本プロ野球1軍フランチャイズ球場では初となる「煙のないスタジアム」へと生まれ変わる。
会見に出席した井口資仁監督は「これまで以上に皆様に安心して野球を楽しんでいただくための今回の取り組みを是非、皆様にご協力いただいて、応援していただけたらと思っています。皆様と力を合わせて、是非『煙のないスタジアム』を作っていきましょう。皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします」と、来場するファンの方々への協力を呼びかけた。
(岩国誠 / Makoto Iwakuni)