「冗談でしょ」広大な守備範囲と驚愕の強肩 3A内野手の冗談のような超絶美技
パイレーツ傘下3Aのクレイマー内野手が圧巻の美技を披露
時として、我々の想像を絶するような驚愕の好プレーを目にできるMLBの世界。とんでもない強肩や、高い身体能力がなければできないプレーの数々は、ファンを熱狂させる。そして、そういった驚愕の美技が飛び出すのはメジャーの舞台だけではない。未来のメジャーリーガーが集う傘下のマイナーリーグでも、驚きのプレーが飛び出すことはある。
6日(日本時間7日)に行われたパイレーツ傘下3Aのインディアナポリスとタイガース傘下3Aのトレドの一戦。6回に見せたインディアナポリスの二塁手ケビン・クレイマー内野手が圧巻のスーパープレーを披露した。
トレドのピーターソンが捉えた打球は痛烈なゴロとなって、投手ベラの頭上を越え、二遊間を襲った。打球は二塁ベースからやや三塁寄りを飛んだが、この打球をキャッチしたのは二塁手のクレイマー。懸命に左手のグラブを伸ばして打球を掴むと、そのままジャンピングスローで一塁へと送球した。無理な体勢からの送球だったが、ノーバウンドスローで一塁手のグラブへ。間一髪のタイミングでアウトとなった。
この驚愕のプレーには試合の実況者も驚きを隠せない様子。「投げました! 彼はアウトにしました! 冗談でしょ、ケビン・クレイマー! 彼はピーターソンから安打を奪いしました。クレイマーによるハイライトに残るようなプレーです。ベラ(の頭上)を打球が越した時には、アウトにするチャンスはなかったと思いました」と語り、クレイマーのプレーを大絶賛していた。