鷹、5時間21分の激戦制す 同点弾の上林「勝てて最高」サヨナラ打栗原「幸せ」

サヨナラ犠飛を放ち工藤監督に祝福されるソフトバンク・栗原陵矢【画像:(C)PLM】
サヨナラ犠飛を放ち工藤監督に祝福されるソフトバンク・栗原陵矢【画像:(C)PLM】

9回に逆転許すも、その裏に上林が同点弾を放つ

■ソフトバンク 8-7 西武(8日・東京ドーム)

 ソフトバンクが劇的なサヨナラ勝ちを飾った。8日、東京ドームで行われた西武戦。「鷹の祭典2019」の東京開催として行われた試合は壮絶なシーソーゲームの末に延長12回まにもつれ込む激戦に。今季の最長タイ試合となった試合は延長12回1死満塁で代打・栗原がサヨナラ犠飛を放ち、5時間24分の激戦に終止符を打った。

 1点リードの9回に甲斐野が森に2ランを被弾し、逆転を許した。だが、その裏、上林が試合を再び振り出しに戻すこの日2本目となるソロ本塁打を放ち、延長に持ち込んだ。決着は延長12回。福田、内川の連打、代打・塚田の申告敬遠で満塁となると、代打・栗原が初球を捉えて、中堅へのサヨナラ犠飛とし、歓喜の瞬間を迎えた。

 試合後、お立ち台でヒーローインタビューに臨んだサヨナラ打の栗原は「幸せです。自分が決めるつもりで打席に入りましたし、先輩方が繋いでくれたチャンスなので点とって決めたいなという気持ちで入りました。4日前誕生日で23歳の抱負としてホームでヒーローインタビューがしたいと言っていて、叶って嬉しいです」と笑顔を見せた。

 まら、9回に同点弾を放つなど4安打2本塁打だった上林は「本当に5時間半長い試合して疲れましたけど、最後勝てて最高です。(9回は)1点差でしたので長打欲しいところだったので、思い切って打ったら長打になりました。弾道が低かったので直撃かと思ったんですけど、伸びてくれて入ってくれて良かったです。ずっと1人蚊帳の外、打てなくて、首脳陣にも先輩にも心配かけてしまって申し訳なく思っていたんですけど、もう上がっていくしかないと思うので前だけ見て頑張っていきたいと思います」と語っていた。

(Full-Count編集部)

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