大谷は「人々の想像を超えている」米の“公開謝罪”記者が前半戦を大絶賛
パッサン氏は「彼はこのオールスターゲームに出場すべきなんだ」とも
今季は故障の影響でスプリングトレーニングでは実戦を経験できなかった。マイナーでの試合出場もなく、実戦形式の打撃練習だけをこなし、5月7日のタイガース戦でぶっつけ本番で今季デビューを果たした。序盤はスローペースだったが、6月に入って打棒が爆発し、一気に成績を上げてきた。
パッサン記者は「現時点で人々の想像を超えている。それは恐ろしいことだ。彼はこのオールスターゲームに出場すべきなんだ。それは間違いない」。大谷は序盤の不在も響き、オールスター投票ではア・リーグ指名打者部門で4位に。初選出を叶えることはできなかったが、パッサン氏はオールスターに選出されて然るべきだったと分析していた。
そして、8日(日本時間9日)に行われたホームランダービーでもエンゼルスの「背番号17」の姿を心待ちにしていたという。「みんなホームランダービーでオオタニを見たい。私もそうだ。私はホームランダービーでも見たかった。だが、彼が出場しない理由についても十分に理解できる。もしも、だけれど、彼が些細な怪我でもしたら、どうなるのか。あんなにスペシャルな選手だよ。このイベントで怪我をするところは見たくないんだ。それは最悪なんだ」
MLBの招待によって選出が決まるホームランダービー。パッサン氏もビッグフライを見たかったという。大谷自身も出場に前向きな発言を見せていたが、4分間フルパワーでスイングを繰り返すイベントで、トミー・ジョン手術明けの右肘への負荷の大きさを危惧する声も出ていた。
「ショウヘイ・オオタニがいるホームランダービーは、ショウヘイ・オオタニのいないホームランダービーよりも絶対にいいものだよ。でも彼はスペシャルな選手。もしものことがあれば、リーグにとってもダメージになるだろうね」。球宴で躍動する大谷の姿は見たい。だが、来季二刀流完全復活を目指すスターにとって、イベントで故障再発など、万が一の事態は絶対に避けたいー ファンとリーグ側の思惑を名物コラムニストは慮っていた。
(Full-Count編集部)