メッツのアロンソがルーキーV! 合計91発のゲレーロJr.は史上初親子Vならず…球宴本塁打競争
決勝はゲレーロJr.の22本塁打に対し、アロンソが23本塁打を放つ
第90回MLBオールスターのホームランダービーが8日(日本時間9日)、インディアンスの本拠地クリーブランドのプログレッシブ・フィールドで行われ、メッツの新人ピート・アロンソ内野手が優勝した。
第1ラウンドはまず、ドジャースのピーダーソンが21本塁打を放ち、16本塁打だったアストロズのブレグマンを下して準決勝に進出。続く第2試合で登場したブルージェイズのゲレーロJr.が衝撃的だった。史上最年少でダービー出場となった20歳は次々にスタンドにボールを打ち込み、中には476フィート(約145.1メートル)の特大弾も。2008年にジョシュ・ハミルトンが放った28発を超える史上最多の29発を放ち、アスレチックスのチャップマンを下した。
残る2試合はブレーブスのアクーニャJr.が24本塁打を放ちパイレーツのベルに、メッツのアロンソは14本塁打で地元インディアンスのサンタナを下して、それぞれ準決勝に駒を進めた。
準決勝の第1試合は歴史に残る衝撃の大激戦となった。先攻のゲレーロJr.が第1ラウンドに並ぶ29本塁打を放つと、ピーダーソンも負けずに29本塁打を放って同点に。1分間の延長戦でも互いに8本塁打を放ち譲らず。3スイングずつの再延長戦に突入した。再延長はまず互いに1本ずつを放ち、ふた回り目に。ここでゲレーロJr.の2発に対し、ピーダーソンは1本に終わり、40本塁打対39本塁打という大接戦の末にゲレーロJr.が決勝に進んだ。
準決勝第2試合ではアロンソが、アクーニャJr.を20本塁打対19本塁打で下して決勝に駒を進め、ゲレーロJr.とのルーキー同士の決勝戦が実現した。ゲレーロJr.は決勝では、準決勝までの疲れが如実に見られたが、ラスト2分を切ってから次々に本塁打を連発。4分間で20本塁打を放つと、30秒のボーナスタイムで2本を加えて22本塁打とした。後攻のアロンソは次々にスタンドにアーチをかけると、23本塁打を放ち、衝撃的な活躍を見せたゲレーロJr.を打ち破って頂点に立った。
【第1ラウンド】
ジョク・ピーダーソン(ドジャース)21本 ◯
対
アレックス・ブレグマン(アストロズ)16本
ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)29本 ○
対
マット・チャップマン(アスレチックス)13本
ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)24本 ○
対
ジョシュ・ベル(パイレーツ)18本
カルロス・サンタナ(インディアンス)13本
対
ピート・アロンソ(メッツ)14本 ○
【準決勝】
ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)40本 ○
対
ジョク・ピーダーソン(ドジャース)39本
ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)19本
対
ピート・アロンソ(メッツ)20本 ○
【決勝】
ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)22本
対
ピート・アロンソ(メッツ)23本 ○