広島緒方監督、11連敗ストップに安堵「選手たちの表情が一変に和らいだ」
打線が11安打で8点を奪って快勝 20年ぶりの11連敗を止めた
■広島 8-5 DeNA(15日・横浜)
広島は15日、横浜スタジアムで行われたDeNA戦に8-5で勝利し、引き分けを挟んだ連敗を11で止めた。打線が初回から4得点するなど11安打8得点と機能し、投げては先発の九里が6回3失点で4勝目をマークした。交流戦明け初勝利で連敗脱出となり、緒方監督は「オールスター明けで、まず勝ってスタートできてうれしい」と、安堵した様子だった。
9回に守護神のフランスアが代打・細川に2ランを打たれて3点差まで追い上げられたが、最後はソトを空振り三振に。チームは長いトンネルから抜けた。緒方監督は「初回に西川から始まって、(鈴木)誠也までの攻撃は勢いがあった。その後も追加点が取れた」と、試合の流れを引き寄せた打線を評価。先発の九里については「3回に捕まったが、そこをなんとか凌ぎ切って、その後は6回まで粘り強く投げてくれた」と合格点を与えた。
最下位に終わった交流戦から、レギュラーシーズン再開後も勝ち星は遠く、オールスター休みを挟んでようやく連敗が止まった。緒方監督は「ゲームセットの瞬間、ベンチにいた選手たちの表情が一変に和らいだ」と話した。連敗の重圧から解放されたチームが、本当に流れを変えることができるかどうかは16日以降の戦いにかかっている。
(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)