ダルビッシュ、14試合ぶり3勝目!待望の本拠地移籍後初勝利でメジャー通算60勝
本拠地レッズ戦で6回7K無四球、2安打無失点
■カブス 5-2 レッズ(日本時間18日・シカゴ)
カブスのダルビッシュ有投手は17日(日本時間18日)、本拠地のレッズ戦で先発し、6回2安打無失点と好投。本拠地では移籍後初勝利、14試合ぶり勝ち星となる3勝目を挙げた。この勝利で日本人史上5人目のメジャー通算60勝に到達した。
初回からエンジン全開だった。センゼル、ボットを2者連続見逃し三振、スアレスを投ゴロに抑えると、2回は2死からジェネットに死球を与えたもののイグレシアスを三ゴロとした。3、4回は2イニング連続で3者凡退に抑え、5回2死一、二塁では投手のグレイを二ゴロ。6回は先頭・センゼルに中堅への二塁打を与えたものの、ボット、スアレス、プイグの中軸を3人斬りした。6回83球(ストライク60球)、7奪三振無四球、2安打無失点と好投した。
2試合連続、今季6度目のクオリティー・スタート(QS)を達成し、本拠地では今季11試合目、移籍後14登板目で初勝利。4月27日の敵地ダイヤモンドバックス戦以来14試合ぶりの3勝目をマークした。野茂英雄投手(123勝109敗)、黒田博樹投手(79勝79敗)、田中将大投手(70勝39敗)、岩隈久志投手(63勝39敗)に続く通算60勝(49敗)に到達した。
ダルビッシュは6月21日(同22日)の本拠地メッツ戦で先発したが、6回4安打4失点で勝敗は付かず。先発10試合連続勝敗なしは1977年のランディ・ラーチ(フィリーズ)以来42年ぶりのMLBタイ記録となっていた。同26日(同27日)の本拠地ブレーブス戦では5回5安打5失点で4敗目。前回12日(同13日)の本拠地パイレーツ戦では6回2安打無失点も勝ち運に恵まれなかった。この日の好投で、今季は19試合登板、3勝4敗、防御率4.72となった。
ナ・リーグ中地区首位を走るチームは初回にブライアントの中越え20号ソロで先制し、2回にはラッセルの左越え6号ソロで加点した。終盤にも追加点を挙げて、5-2で快勝。2連勝を飾った。
なお、日本人投手のMLB通算勝利数10傑は以下の通り。
1位 野茂英雄 123勝109敗
2位 黒田博樹 79勝79敗
3位 田中将大 70勝39敗
4位 岩隈久志 63勝39敗
5位 ダルビッシュ有 60勝49敗
6位 松坂大輔 56勝43敗
7位 大家友和 51勝68敗
8位 長谷川滋利 45勝43敗
9位 前田健太 44勝33敗
10位 石井一久 39勝34敗
(Full-Count編集部)