ダルビッシュ81日ぶり3勝目に16年MVP男ら同僚称賛「エース」「獣のようだ」
レッズ戦で14試合81日ぶり3勝目 本拠地では移籍後初勝利でメジャー通算60勝到達
■カブス 5-2 レッズ(日本時間18日・シカゴ)
カブスのダルビッシュ有投手は17日(日本時間18日)、本拠地のレッズ戦で先発し、6回2安打無失点と好投。本拠地では移籍後初勝利、14試合81日ぶり勝ち星となる3勝目を挙げた。この勝利で日本人投手5人目のメジャー通算60勝に到達した。
初回からエンジン全開だった。センゼル、ボットを2者連続見逃し三振、スアレスを投ゴロに抑えると、2回は2死からジェネットに死球を与えたものの、イグレシアスを三ゴロとした。3、4回は2イニング連続で3者凡退に抑え、5回2死一、二塁では投手のグレイを二ゴロ。6回は先頭・センゼルに中堅への二塁打を与えたものの、ボット、スアレス、プイグの中軸を3人斬りした。6回83球(ストライク60球)、7奪三振無四球、2安打無失点と好投した。
2試合連続、今季6度目のクオリティー・スタート(QS)を達成し、本拠地では今季11試合目、移籍後14登板目で初勝利。4月27日の敵地ダイヤモンドバックス戦以来14試合ぶりの3勝目をマークした。野茂英雄投手(123勝109敗)、黒田博樹投手(79勝79敗)、田中将大投手(70勝39敗)、岩隈久志(63勝39敗)に続く通算60勝(49敗)に到達した。
待ちに待った右腕の白星に、チームメートも大喜びだ。15年新人王、16年MVPのクリス・ブライアントは初回に中越えへ先制20号ソロを放って援護した。ヒーローインタビューを受けた主砲は「しばらくかかったね。良い気分だよ。今、彼はエースのような投球をしている。見ていて楽しいよ。とても集中している。今日彼はすごかった。嬉しいよ」と笑顔。MLB公式サイトのカブス番、ジョーダン・バスティアン記者はアンソニー・リゾのコメントを紹介。「彼はマウンドで獣のようだ。6回に雄たけびをあげていた。頭が良い。直球に自信を持っているね。彼の後ろでプレーするのは楽しいよ」と語ったという。
(Full-Count編集部)