見るだけでも痛い…ヤ軍大砲の“147キロ顎死球”にNY放送局警告「閲覧注意」
4回の打席で147キロ直球が顎に直撃 脳震盪の検査も異常なし
■ヤンキース 11-5 ロッキーズ(日本時間21日・ニューヨーク)
見るだけでも痛い……。ヤンキースのルーク・ボイト内野手は20日(日本時間21日)、本拠地ロッキーズ戦の4回の打席で球速91.4マイル(約147.1キロ)のフォーシームが顎に直撃する死球を受けた。
4回1死一塁。右腕ベティスの147.1キロの直球が抜けて、顎付近に直撃した。当たった箇所が箇所なだけに、ブーン監督は慌てて自軍ベンチから飛び出してきたが、本人は“ダウン“することもない。患部を確認する程度だったが、地元放送局「Yesネットワーク」は震え上がった。実況のライアン・ルーク氏、ヤンキースOBで通算2105安打をマークした解説のポール・オニール氏は不安な声をあげていた。
実況「うわっ」
解説「顔に当たりました」
実況「アーロン・ブーンが急いで飛び出してきました。あれは危険です」
実況「恐ろしいですね。皆さんに映像を見せますが、すぐ不安になりやすい人は閲覧するには注意しておきたいと思います。見たくないものかもしれませんから」
解説「打者にとっての恐怖のひとつが、こういったことが起こりうるということです」
実況「彼がこの後まだプレーしているのが信じられませんね」
その後もボイトはプレーを続行。続くグレゴリウスの右前打で三塁へ進み、トーレスの左前2点打で生還した。5回の守備から途中交代。MLB公式サイトによると、ボイトは脳震盪の検査を受けたが、問題はなかったという。
ボイトは屈強な肉体が自慢で、今季自己最多18本塁打、52打点を挙げている。チームは14安打の猛攻で後半戦初の2桁11得点。5連勝を飾った。