日ハム、10歳スケボー少女・開さん支援 侍J稲葉監督「挑戦を後押ししてあげたい」
次世代スポーツ人材育成型クラウドファンディング「FIGHTERS CROWDFUNDING~be Ambitious~」
日本ハムは21日、次世代スポーツ人材育成型クラウドファンディング「FIGHTERS CROWDFUNDING~be Ambitious~」の新プロジェクトをスタートさせた。昨年実施した女子スキージャンプの渡邉陽さん、国内現役最年少ビリヤードプロの平口結貴さんに続く第3弾アスリートとして選ばれたのは、スケートボード・パークスタイル女子の若干10歳プレイヤー、開心那(ひらき・ここな)さん。苫小牧市を拠点として、世界を飛び回っているスケートボーダーだ。
パークスタイルという種目の大会で日本全国、そして世界を飛び回っている。2017年に日本最大級のキッズスケートボードコンテスト「AJSA/FLAKE CUP KUGENUMA 2017レディースクラス」で優勝し、2018年には「VANS/Vans Park Series 2018 Women’s Continental Championship Asia」という世界大会で優勝を果たす。その勢いのまま2019年、第3回日本スケートボード選手権大会 パーク女子で優勝し、6月には世界最高峰の大会であるX-Gamesの予選を通過し、最年少での出場を決めた。
今回の支援目標金額は国内外への遠征費用の一部として120万円を設定。支援コースには3000円から10万円までの10コースがあり、ファイターズ選手着用済み・直筆サイン入りユニホームがリターンに含まれる7万円コース限定5個は当日中に売り切れた。8月末まで支援金を募集する。
この日、札幌ドームで記者会見を行った開さんは「海外にも出て、うまい人たちともっと戦って、もっとうまくなって、世界一かっこいいスケーターになりたいです」と話し、オープンテラスでデモンストレーションを披露した。
会見に同席した球団の稲葉篤紀スポーツコミュニティオフィサーは「10歳のころは僕も野球に熱中してました。今の心那ちゃんもきっと、純粋にスケートボードを楽しんでいて、もっとうまくなりたいという気持ちが彼女を動かしているんだと思います。どんなアスリートも、そういう純粋な気持ちが原点だと思いますし、その純粋な気持ちのまま世界で色んな経験が出来る、というのは素晴らしいことだと思います。なので、大人の僕たちがみんなで、彼女の挑戦を後押ししてあげたいですね」と支援を呼びかけた。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)