ヤ軍大砲が明かす“147キロ顎死球”の衝撃「顎の骨が折れ、歯が全部飛び散るかと思った」
20日ロッキーズ戦の4回打席で顎に147キロ直球が直撃→「ひどい状況ではない」→21日フル出場
■ヤンキース 11-5 ロッキーズ(日本時間21日・ニューヨーク)
ヤンキースのルーク・ボイト内野手は20日(日本時間21日)の本拠地ロッキーズ戦、4回の打席で球速91.4マイル(約147.1キロ)のフォーシームが顎に直撃する死球を受けた。一夜明けた21日(同22日)に“顎死球”を振り返り、「顎の骨が折れたのかと思ったよ。歯がその辺に全部飛び散るのかと思ったんだ」と振り返った。ロッキーズの地元紙「デンバー・ポスト」が伝えている。
見るだけでも痛い死球は4回1死一塁。ボイトは右腕ベティスの147.1キロの直球を顎付近に受けた。当たった箇所が箇所なだけに、ブーン監督は慌てて自軍ベンチから飛び出してきたが、本人は“ダウン”することもない。患部を確認する程度だった。その後もプレーを続行。続くグレゴリアスの右前打で三塁へ進み、トーレスの左前2点打で生還した。
5回の守備から途中交代。この日、ボイトは「(死球を受けた後に)自分の顔を触ってみたんだ。そしたら『あぁ、あぁ……』という感じさ。けどそのあと、思ったほどひどい状態ではないと気付いてね。とにかく怖かったってだけだね」と話した。前日の脳震盪の検査では問題なし。同紙によると、ボイトはこの日の朝「すごく痛かった」そうだが、患部に少し腫れがあるだけ。まるで殴られたかのような感覚があった、だけだったという。
この日のロッキーズ戦では「7番・一塁」で先発フル出場。空振り三振、中飛、空振り三振、三ゴロで4打数無安打だった。チームは4-8で敗れた。
(Full-Count編集部)