マ軍球宴野手、イチロー氏への思い語る 「何も変わらないイチでいてくれる」
イチロー氏から学んだものは「感情的な浮き沈みが全くない」
2016シーズンにデビューした巨漢は経験値の蓄積に加え、好球必打というシンプルな哲学を口にしたボーゲルバック。そして、新たに偉大なチームメートからコーチに“転職”したレジェンドの存在感の大きさを口にしている。
「イチはコーチになったけれど、チームのそばにいる。僕にも寄り添ってくれる。何も変わらないイチでいてくれるんだ。いつもアドバイスをくれる。自分は必要なだけ質問をぶつけるんだけれど、適切な質問が返ってくるんだ。質疑応答も楽しんでいるんだ」
バットを置いた背番号「51」だが、メジャー史上30人目の3000本安打を達成した経験値と培った“イチ流”の技術を選手に惜しみなく注入しているという。
打撃.237、23本塁打、57打点と一発が魅力のボーゲルバック。現役時代に走攻守にトップレベルで、稀代の安打製造機と呼ばれたイチロー氏とプレースタイルは対極だが、その姿から学んだことは大きいという。
「イチから一番学んだことは、感情的な浮き沈みが全くないということ。いい時も悪い時もそう。どんな時でも、いつも同じイチローでいる。あのルーティンもそうだけれど、プロとして見習いたい姿勢だよ」
長らく天才打者として活躍したイチローだが、マリナーズ復帰の昨季は序盤打撃不振でロスターから外れることも。苦難にも、感情の起伏を一切出さずに、自分の仕事に集中するプロフェッショナルさを、ボーゲルバックは手本としていた。
(Full-Count編集部)