大谷翔平、113キロブルペン 完全復活へ手応え「161キロぐらいは投げていたので」
術後5度目のブルペン入り25球 25日は女子テニス大坂なおみが始球式「勝つことだけ考えたい」
■ドジャース – エンゼルス(日本時間24日・ロサンゼルス)
エンゼルスの大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、ドジャース戦前にブルペン入り。立ち投げで15球を投げた後に、捕手を座らせて25球を投げた。
昨年10月1日に右肘のトミー・ジョン手術を受けてからは術後5度目のブルペン投球。まだリハビリ段階で、「(球速が)出過ぎないようにしますけど。無理をしないように、ということで。(球速は)70ぐらい(約113キロ)ですね。この間もそうです」と球速を抑えて投球練習していることを明かした。続けて完全復活への手応えを口にした。
「100マイル(約161キロ)ぐらいは投げていたので、70マイルぐらいは一応出るんじゃないかなと思いますけど」
二刀流選手のトミー・ジョン手術は前例がない。「100%良くなっている段階ではない。もちろん違和感というか、起きた後と動いた後では違いますし、投げた後と投げない後でもまた違う。手術しなくてもそう。普通のことじゃないかと思うので、その反応が月日と共にどのように変わってくるのかなと思います。良くはなっているんじゃないかなと思いますけど、前進し続けるだけでもない。それは誰しも、じゃないかと」とリハビリ経過を“報告”。「打つ方がなかったら、試合には出られてないので……。そういう意味では、モヤモヤはもっとするんじゃないかなと思っています」と心境を明かした。
この日のドジャース戦はナ・リーグ本拠地試合で指名打者制がなく、4試合ぶりのベンチスタートとなる。24日は「ジャパン・ナイト」と銘打たれ、女子テニス大坂なおみが始球式を務める。「(ジャパン・ナイトで)それはみなさん(日本人メディア)が一番うれしいんじゃないかなと思いますけど、僕はしっかりゲームに集中して、勝つことだけしっかり考えたいと思います」と意気込みを語った。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)