楽天、まさかの“珍結末”で3位浮上 捕逸が一転、驚きの跳ね返り…
源田を空振りに切ったボールを嶋が後逸するも…
■楽天 4-3 西武(24日・楽天生命パーク)
24日、楽天生命パークで行われた楽天対西武戦は、珍しい形でゲームセットの瞬間を迎えた。
この試合、4回に西武に2点を先制された楽天だったが、その直後に浅村が18号2ランを放ち同点に。6回には則本昂が中村に16号ソロを浴びて勝ち越しを許したが、その裏にすぐさま銀次が逆転の3号2ランを放って、1点のリードを奪った。
このまま楽天リードで、9回に突入。楽天は守護神の松井がマウンドに上がった。先頭の金子侑に中前安打を浴び、いきなり走者を背負った松井。代打メヒア、続く秋山を打ち取って2死二塁となり、打席には源田を迎えた。
得点圏に走者が進み、一打出れば、同点のピンチ。1ボール2ストライクと追い込み、4球目に投じたのは外角高めへの149キロの真っ直ぐだった。源田のバットは空を切ったが、このボールを嶋が捕球できずに後逸。振り逃げになるかと思われた。
次の瞬間、バックネットにぶつかったボールは大きく跳ね返って、嶋のもとへと舞い戻ってきた。捕球した嶋はすぐさま一塁へ。間一髪のところで間に合ってアウトとなりゲームセットの瞬間を迎えた。まさかの幕切れに楽天ナインも思わず苦笑いを浮かべるほど。珍しい結末で楽天は3位に浮上した。