メジャーで“珍事”、複雑すぎる選手交代の確認で試合が20分中断「ぐちゃぐちゃ」

審判が説明「監督が決断をしなかったら、球審が必要な打順を決められる」

 一方で、キャッシュ監督は「全ての会話は聞こえなかった。特にアレックス(コーラ監督)と審判との会話はね。だから、何が話し合われていたかよく分からない」と証言し、「混乱があったようだが、我々は間違ったことをしていないと確信している」と振り返っている。結論としては、キャッシュ監督がコラレックの打順を伝えなかったため、打順の決定権は審判団にあったということのようだ。

 エルナンデス審判は「彼(コーラ監督)は状況を知りたがっていた。現時点までに起こったことは変わらないと伝えた。ルール5:10.b.に従い、監督が決断をしなかったら、球審が必要な打順を決められる。審判の決断が最終決定だ」と説明。記事では「最終的に、話し合いとニューヨークのリプレーレビューセンターへの連絡により、20分間の中断の後、コラレックは1球でデバースからアウトを取った」と当時の状況を振り返っている。そして、コラレック自身は「20分のようには感じなかった。中断の後に起こったことは面白かったね。たった1球。でも良かった。素早くアウトを取るのはいつだって良いことだよ」と話したという。

 救援投手を先発させる「オープナー」の“生みの親”として知られるレイズ。この試合では、複雑すぎる選手起用が相手球団を困惑させることとなったが、試合はそのまま逃げ切り3-2できっちりと勝利。ワイルドカードゲーム圏内まで1ゲーム差と好位置をキープしている。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY