田中将大、悪夢のワースト12失点KOも…同僚は“擁護”「マサを信頼している」
12安打12失点はいずれも自己ワースト、ブーン監督は「ミスが多かった」
■Rソックス 19-3 ヤンキース(日本時間26日・ボストン)
ヤンキースの田中将大投手は25日(日本時間26日)、敵地レッドソックス戦で3回1/3を12安打3四球12失点と打ち込まれ、今季6敗目(7勝)を喫した。12安打12失点はいずれも自己ワースト。自身の連勝は「4」、登板試合でのチームの連勝は「7」で止まり、防御率は試合前の4.00から4.79まで悪化した。それでも、先発ローテーションを牽引してきた田中への信頼は揺らがず、同僚は試合後に「マサを信頼している」と話している。
田中は初回にいきなり7安打を浴びて7失点。ボガーツにはグリーンモンスター越えの特大3ランを許した。4回にもつかまり、ディバースのソロ弾などで4点を失ってKO。降板後に2番手のタープレーがタイムリーを浴び、田中の失点は「12」となった。これまでの自己ワーストは8失点だった。
ヤンキース戦を中継する地元テレビ局「YESネットワーク」は試合後、アーロン・ブーン監督の記者会見や、ルーク・ボイト内野手が取材に応じる様子の映像を公式ツイッターで公開した。
ブーン監督は「ミスが多かった。スプリットも調子が良くなかった。これまで本当に良かった直球とスライダーのコンビネーションも(今日の登板では)これまでほど良い出来ではなかった」と田中の投球を分析。やはり本調子ではなかったと見ている。
また、続投させた理由については「初回の後、彼は落ち着いた。そして少し順調に進んていく可能性があるように見えた」と説明。さらに、ブルペンに余裕がない状況だったから田中を4回のマウンドに上げたのかを問われ「間違いない。今回の先発投手陣には長いイニングを投げてもらっていない」と話した。ヤンキースは21日(同22日)のロッキーズ戦でパクストンが4回途中7失点、22日(同23日)のツインズ戦でサバシアが4回7失点、23日(同24日)のツインズ戦でハーマンが4回途中8失点、24日(同25日)のツインズ戦でハップが4回途中6失点と投手陣の乱調が続いており、指揮官も頭が痛いようだ。
地元メディアに投手陣の不調について聞かれたボイトは「いや、僕は全く心配していないよ。マサを信頼しているし、ドミンゴ(ハーマン)たちもね。彼らは今季素晴らしい活躍をしているんだからね」と話し、投手陣を“擁護”した。同僚からの信頼に応え、次回登板ではしっかり立て直したいところだ。
(Full-Count編集部)