大谷、延長15回サヨナラ好機で凡退…エ軍は延長16回、6時間19分の熱戦落とし連勝止まる
自己最多8打席で3度出塁も…エンゼルスは両軍計20投手登板、日付をまたぐ熱戦に敗れる
■オリオールズ 10-8 エンゼルス(日本時間26日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、本拠地オリオールズ戦に「3番・DH」で3試合ぶりにスタメン出場し、自己最多を更新する8打席に立って5打数無安打3四死球1盗塁。延長15回にはサヨナラの絶好機で打席に立ったが、左飛に倒れた。エンゼルスは16回に勝ち越され、日付をまたぐ6時間19分の大熱戦の末に8-10で敗戦。連勝は「4」で止まった。
大谷は初回、1死二塁で「オープナー」の右腕ヤカボニスから四球を選び、5戦連続出塁。最後のボールが暴投となり、トラウトが三塁に進むと、続くアップトンが先制犠飛を放った。大谷は3回の第2打席も死球で出塁したが、追加点にはつながらず。同点となって迎えた5回先頭の第3打席は左飛に倒れた。
勝ち越しを許し、1点を追う状況となって迎えた7回1死一、二塁の好機では、フルカウントからファウルで3球粘るも、右腕アームストロングの直球をとらえた打球は左直。エンゼルスは2死満塁でカルフーンが走者一掃の中越え二塁打を放ち、逆転に成功したが、8回に同点に追いつかれると、9回には守護神ロブレスがマンシーニにソロ本塁打を被弾。1点を勝ち越された。
大谷は9回先頭で打席に立ったが、右腕ギブンズの前に空振り三振。しかし、続くグッドウィンが土壇場で同点弾を放ち、試合は延長へ。大谷は延長11回、四球を選び今季8個目の盗塁となる二盗を決めるも、後続が倒れて得点はならず。14回は先頭で左飛に倒れた。
エンゼルスは15回、26日(同27日)に先発予定だったキャニングが登板も3点を勝ち越される。しかし、その裏に押し出しで1点を返すと、トラウトが満塁で左翼線へ適時打。一塁走者のフレッチャーも一気に本塁を狙った。しかし、判定はアウト。チャレンジでも覆らず、大谷が同点の2死二塁のサヨナラ好機で打席へ。しかし、左飛に倒れて試合を決めることはできなかった。
キャニングが続く16回に2ランを浴び、エンゼルスは敗戦。総力戦を落とし、連勝は「4」で止まった。試合は日付をまたぎ、26日(同27日)の1時27分に終了。両軍計20投手が登板した。
大谷は自己最多の8度打席に立ち、3度出塁もサヨナラのチャンスで快音は響かず。今季通算成績は、66試合出場、打率.294、14本塁打、41打点となった。
(Full-Count編集部)