大谷翔平、野手起用の可能性にオースマス監督が言及「あるかもしれない」
「スプリングトレーニングで話し合わなければならないこと」
エンゼルスの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、本拠地でのオリオールズ戦に「3番・DH」で2試合連続スタメン出場する。前日のオリオールズ戦は延長16回、試合時間6時間19分にも及ぶ大激戦の末に8-10で敗戦。大谷は8打席に立ったが、2四球1死球で無安打に終わった。
大激戦から一夜明けたオリオールズ戦前に、エンゼルスのブラッド・オースマス監督は報道陣に対応。その中で大谷を指名打者だけでなく、野手として起用する可能性について言及した。
来季、二刀流としての復活を目指し、打者での出場と並行して投手としてのリハビリを進めている大谷。打者としては指名打者としての出場に限られているが、24日(日本時間25日)まで戦った敵地ドジャース戦のように、ナ・リーグ主催試合では指名打者制は使えず、必然的に代打待機となってしまう。
野手での出場について問われたオースマス監督は「それはスプリングトレーニングで話し合わなければならないことだ。ナ・リーグ本拠地でのインターリーグの試合の方が可能性はあるだろう。現時点では何も言えない。まだ話し合っていないからね」と言及。実現の可能性については「可能性はあるかもしれない。まだ話し合っていないからね」とした。
エンゼルス加入後は投手、指名打者としてしか出場していない大谷だが、日本ハム時代には2013年に54試合、2014年には8試合で外野手としても出場している。野手としての出場もプランに入ると、起用の幅が広がることは間違いない。その一方で肉体的な負担が増しかねない。果たして、指揮官とエンゼルスはどう考えるか注目だ。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)