日ハム斎藤佑に“流れ”を変える力 2回6人斬りで同点呼ぶ「自分の仕事をしないと」
7回から3番手として救援し2回1安打無失点「テンポもボール先行にならないようにするのも大事」
■西武 8-7 日本ハム(28日・メットライフ)
日本ハムの斎藤佑樹投手が28日、西武戦(メットライフドーム)の7回から3番手として救援。2回を3奪三振無四球、1安打無失点の好救援を見せ、一時は4点差を追いつく同点劇を呼び込んだ。斎藤は「テンポも大事だし、ボール先行にならないようにするのも大事。あれ以上、点差を広げられたら、逆転は難しくなってくる。なんとかあれ以上リードを広げられないように投げた」と振り返った。
3-7で迎えた7回。斎藤の名前がコールされると、敵地に関わらず大歓声に包まれた。先頭の森を139キロ直球で一ゴロに仕留めると、7球で3者凡退に抑えた。中田の23号ソロで3点差となった8回も続投。1死から秋山を内角に決まる140キロの直球で見逃し三振に仕留めるなど3人で抑えた。「この3連戦を見ていたら、流れが。まずは自分の仕事をしないことには貢献できないと思っていた」と振り返った。
斎藤は3回1安打1失点だった21日のロッテ戦以来、今季9試合目の登板で無失点投球。防御率3.38となった。栗山監督は「(西武は)これだけ誰が出ていってもなかなか抑えられない打線の状態。この間のファームの報告よりも状態が上がっているように見えた。このまま頑張って」と評価した。かつて指揮官から「球場の流れを変える力を持っている」と言われていた右腕だが、テンポの良い投球で健在ぶりを見せつけた。
(Full-Count編集部)